oriduru(おりづる)は、ハンカチをクリップで吊るして携帯するタイプの、新しいハンカチホルダーです。
折り紙で作られた「折りヅル」は、昔から、子供達~年配の方まで日本人の誰もが親しんでいる対象で、まるで「和(わ)」の象徴のようです。
そして、「ハンカチで手を拭くこと」も、昔から、子供達~年配の方まで日本人が大切にしてきた習慣です。
そういう意味で、自分が考案したハンカチホルダーを、折りヅルの持つ「誰もが親しんでいる和(わ)」のイメージになぞらえて、oriduru(おりづる)とネーミングしました。
日本では、幼い頃からお母さんがハンカチを服に安全ピンで付けてくれたり、小学校でも持ち物検査があってハンカチを持っていない人は注意されたりしますよね。
大人になってからも、お手洗いの後に手をハンカチで拭こうとせずに髪の毛やズボンなどで拭いてしまう人は、「だらしない」と、否定的な目で見られてしまうものです。
最近のトイレにはジェットタオルやペーパータオルが設置されていたりすることもありますが、それでも、日本人のハンカチの保持率は高く、
夏季で、
「ほぼ毎日持ち歩いている」が約61%、
これに「持ち歩いていることの方が多い」を含めると約76%
冬季で、
「ほぼ毎日持ち歩いている」が約59%、
これに「持ち歩いていることの方が多い」を含めると約74%
(全国男女400人対象アンケート・2017/12実施)
つまり、常時、7割くらいの人たちはハンカチを持ち歩いています。
これは男女混で計算した数字で、女性のみで計算した場合は、これよりもっと数字が大きくなります。
日本人は、外出から帰ってきたら手を洗い、トイレの後に手を洗い、食べ物を食べる前に手を洗う。衛生的な水がいつも蛇口から出てくる安心感もあるのか? 日本人は、好んで頻繁に手を洗います。
そして、洗った後にはハンカチで丁寧に水分を拭き取ります。
手を洗ったところでズボンで拭いてしまうのが当たり前の国もありますし、「ハンカチは鼻をかむため」に使うのが当たり前の国もありますし、「ハンカチで手を拭く」習慣を持っている国は、世界的に見てそう多くありません。
どうして、日本人に「ハンカチで手を拭く」ことが習慣づいたのか? ちょっと調べましたがハッキリはしませんでした。
でも、やはりあの「手を拭く」仕草の美しさ、そして、他人に迷惑を掛けないように(手についた水を跳ね飛ばしたり、下にポタポタ垂らしたりせず)、きちんと自分で片付けようとする感覚。これって、いかにも日本人らしいのではないでしょうか?
「ハンカチ」で手を拭くことは、昔からいつも日本人が大事にしてきた仕草や心掛け(美しい国民性)そのものなのではないか?という気さえします。
日本には、江戸時代の頃から、「手ぬぐい(てぬぐい)」という手を拭くのに適した布が、庶民の生活の中にありました。
「手ぬぐい」で手を拭くと、しっかりと水分がとれ、さっぱりとして気持ちがよいものです。
時代を超え、現代においても、いまだ根強い「手ぬぐいファン」がいるくらいです。
ハンカチホルダー oriduru(おりづる)が、手を拭く習慣を持つ日本人の生活に寄り添えるものとなりますように。
ちなみに、「おりづる」には、ハンカチを「折り吊る」という意味合いもあります(^-^)
Fukucchiのネーミングの話は、こちらから。