昨年の秋くらいから、現在販売中のPVC製のハンカチホルダーoriduruを、サイズをもう少し小さくしてPP製で作り直そうと考えはじめ、試作をしていました。
サイズを小さくすると使い勝手も変わってくるため、新しい課題も出てきて、まるで粘土をこねるように潰して成形し直して… とコネコネやりながら試作をしていましたが、チョットだいぶ元の構造と変わってきてしまったので、
「あ~、もうこれは別ものだな。別のネーミングを付けて販売するようだな… 」
と思っていたところでした。
夜、どこか直そうかなと思って試作品をボーっと眺めていると、ふと
「あれ!? コレって…!」と気付いたんです。
まったく別ものになったと思った、その試作品が、わたしが一番最初に作って販売した2014年頃のoriduruに形が似ていると、気付いたんです。
一周まわって戻ってきた、ふしぎな感覚…
再会(笑)
A(一番最初のoriduruの構造)が上手くいかなくてB(現在のoriduruの構造)を作って、その後、C(pomme-stickの構造)も作って、今度はDが出来あがったと思いこんでいたところ、これって実はA´(ダッシュ)だよね??みたいな…
はたから見たら「だからナニ?」かもしれないですよね。
でも、これまで一心にハンカチホルダーと向き合ってきた自分にとって、これは結構な驚きで、「こういうことってあるんだなぁ…」と、ひとり、感慨深く感じてしまいました。
Aが上手くいかなかったとき、すぐにA´にいければ、改良としては最短だったのかもしれないけれど、遠回りして意図せずA´にたどり着くことができたというのも、ちょっと凄くないですか??
「だからナニ?」かもしれないけれど(笑)
このA´は、現在、販売開始に向けて準備中です。
ネームは、もう決めました☆
私が一番最初に作ったoriduruに似ているとはいえ、やはり、現在販売中のoriduruとは違うものなので、あらたに「yurarico(ゆらりこ)」とネーミングしました。
yuraricoは、ハンモックみたいなハンカチホルダーです。
画像での紹介は、もう少々お待ちください(_ _)
上の↑[一番最初に作ったハンカチホルダーの図面]では、どこにもハンモックの要素がないですよね?
yuraricoの上辺の固定手段は、ホックでもマジックテープでもなく、なんと「ヒモ」となっております(^-^)
そこが大きく変わった点であるのと、この「ヒモ」が、ハンモックの最大の要素なわけです。
yurarico(ゆらりこ)は、
おそらく、自分がこれまで販売してきたハンカチホルダーの中では、一番、使いやすいものになっていると思います。
それは、Bの改良でもあり、Aの改良でもあるからです。
それは、Bの良さもAの良さも含んでいるということです。
Aが上手くいかなかったとき、すぐにA´にいけていたら、改良としては最短だったかもしれないけれど、yuraricoにBの良さは含まれなかったわけです。
遠回りしたけれど一周まわってたどり着く、というのは、そういうことなんだと思います。
だから、人生というのは、遠回りしたっていいんだと思います。
これからも、[より良いもの]を追求して、yuraricoにしてもoriduruにしても、改良は続けていきますよ☆
今、加工会社さんに、yuraricoに使うPP製カバーの製作をお願いしています。
ブラック無地、ホワイト無地、ネイビー無地、ピンク柄、ブラックドット柄、の5種を30枚ずつ作ります。
抗菌加工が施された、機能性カバーです。
今回はロゴを入れずに、スッキリとしたデザインでハンカチホルダーを作ってみようと思います。
これから説明書を作ったり販売ページを用意したりもするので、まだ販売開始まで掛かりますが、
また進捗をご報告しますから、覗きにきてくださいね(^-^)/